立て替え立て直し

スサノヲと八岐大蛇寸断の物語

2019/7/12

 

 平成29615日、テロ等準備罪に名を借りた共謀罪法が成立。多くの知識人やマスコミ関係者などが「共謀罪」法の廃案のために声を上げていた。しかし、安倍政権は嘘を突き通し、事実無根の「テロ対策」だと国民を騙し、無理やり自民公明の数の暴力により衆参両院を通過させた。日本に民主政治は無い。何より本当の「神」を知らない。国民不在の暴力的一強政治は実に腹立たしい。権力者は「日本会議」なるロビーを背に、戦前戦中の近代史を歪曲し、悪法「治安維持法」を「共謀罪」として復活させた。日本の思想宗教弾圧、ヒトラーの悪夢の歴史の教訓は生かされない。権力に邪魔なものを弾圧できる。

 

2019年、時代は51日をもって「令和」と変わり、忙しく日々を送るうちに、悪法成立からすでに2年を経過し、さらにTPPはすでに昨年末から実効に入った。

いま日本は危機の中にある。安倍政権は戦前回帰、戦争する国へと着々と準備を進めてきた、その一方で国を海外企業の餌食に供するPPP,PFIを掛け声に竹中平蔵をエンジンに売国政策も進める。しかも米軍の植民地、日本という実態も見えてきた。安保関連法案は廃止へ。憲法9条は守るべき砦だ。私たちはしっかり目を開けねばならない。

 

変動と怒涛の嵐

 思い返せば、この20年あまりの年月はいろいろな変動があったが、一言でいえばあまりに政治が悪い!人心も悪化の一途(山口某レイプ魔事件の官房長官によるもみ消し、公文書書き換え、政治家暗殺事件等々)それに対し個人で何が出来るのか?分からない。日本国内に限らないが、悪徳政治屋のはびこるこの世である。

2008915日に米大手証券会社、リーマン・ブラザーズ・ホールディングの経営破綻に始まったリーマンショック。その他、経済問題に限らず、数え上げればきりがないくらい目まぐるしい変化だ。金かねの世界の株式市場の狂態はまるでイカサマ賭場だ。

2011311日の東日本大震災と東電福島のメルトダウン。それに加え年々の自然災害が打ち続く日本。災害や事故の復旧は進まない。

2017年には森友問題、加計学園問題が出来し森友のマスコミフィーバーの中で、ほとんど審議もなく、ひっそりと「特別種子法廃案」が通された。(実施は201841日)これに関してマスコミ報道は、ほぼゼロ。のちの調べで「農業新聞」そして共産党の「赤旗」が報じていたとわかった。「農業新聞」は流石に危機感をもった記事であった。このように日本の農業の根幹にかかわる法律が密かに廃止されるのは何故か?

たとえば「原発」は誰が考えても、コスト上不経済すぎる。しかも常に被曝が伴う原発の運転、核ゴミの処理の困難(トイレなき家に例えられる)万一の場合のリスク(チェルノヴイリ、福島で実証済み)原発推進は危険だらけなのに、民意を踏みにじって、日本の原発は政治主導で進められている。一連の不審な政治行動には自民、公明、維新(時に民主も)が数の暴力をふるった。原発推進は武器産業とつながるからではないか?

何としても不可解な日本の政治状況を知るにつれて、陰謀をもって日本を総攻撃し、支配する存在を否定することができなくなってしまった。

 

軍産複合体とグローバリゼーションの闇

記憶にある衝撃の大きさは何といっても「911」いわゆるセプテンバーイレヴンだ。

ネットを見ると(2001911日、アメリカ合衆国で同時多発的に実行されたイスラム過激派組織、アルカイダによる4つのテロ攻撃の総称。一連のテロ攻撃による死者は2996人、負傷者は6000人以上であり、インフラ等への物理的損害による被害額は最低でも100憶ドルとされている)とある。

100億ドルは日本円(110円)で換算すると約11000億円。ま、この4年間で安倍晋三さんが海外にバラまいた日本の税金が、60兆円を超えることが分かっている。小泉純一郎に至っては、CIAの圧力か、郵政民営化を強行し、民営化と同時に郵貯から100兆円の米国債を購入した。米国債を売却しようとすれば、どれほどの損失があるか?果たして売却は可能か?それを考えれば、100兆円をただの紙切れにしてしまった売国行為だった。それと比較すれば、ニューヨークの世界貿易ビルの破壊、11000憶円は百分の一だ。

911から今年の9月で18年になる。その衝撃は今なお鮮明である。

私は911の当日、最初のニュースは見ていない。

華道池坊の“いけばな研修”で京都のホテルに滞在し、全くテレビは見ずに翌日の勉強に備えていた。翌朝、教室へ行くと友人たちが騒然とした雰囲気で話している。「何があったの?」「大変な事件がニューヨークで発生したの。今日はホテルでしっかりニュースを見て!」と言われた。夕食後、ホテルでニュースや特番を見続けた。

「これはただ事ではない!これは世界の変わり目!」それが、映像を見ていた私の直観であった。

 今思えば、アメリカ発のテロ戦争はきちんとした証拠もないまま、映像をひたすら流し続けたマスコミと米政府により、イスラム組織アルカイダが犯人とされ、世界中がテロ戦争に巻き込まれていった。疑心暗鬼のオニの跋扈跳梁だ。言い換えれば911第三次世界戦争の始まりだったのではないか。で、今は経済武力両面の第三次世界大戦は末期に入ったとも言えるだろう。

巨悪によって作られた構図は米(国連)対イスラム過激派だが、これは米による世界中への戦争の種まきであり、あらゆる場でセキュリティが強化され、多くの人々にはかなりの難儀となった。蒔かれた戦争の種は世界を不幸にした。シリア戦争も悲惨だ。

ところがこの911事件はその後、軍産複合体と金融マフィア、いわゆる米国ハンドラーたちによる自作自演の芝居であったという説が、かなり信憑性の高い話になってきた。

当時の米国は息子のブッシュジュニアが大統領、パパブッシュが副大統領の時代だ。父子は首謀者の一味であったといわれている。

飛行機が自爆した世界貿易センタービルの北タワーの地下には、予め核爆弾がしかけられており、その爆発によって、センタービルは下から崩れ落ちるように破壊されたというものだ。その後、現場で救出作業にあたったニューヨーク市の消防隊職員たちが現場作業による被曝のため、白血病やガンを発症し、大勢亡くなっていると聞く。それが本当なら核爆弾が使われた証拠だ。国のトップが自作自演のテロをやるなんて!誰が信じるだろうか?こういった情報はマスコミには流れてこない。ネットなどで調べてわかることなのだ。私は念のため、今一度ネット検索で「911テロ事件」と入力し当時の貴重映像をみたが、飛行機が突っ込み炎上した上層階部分から煙を噴出しているが、さほどの破壊力は感じない。その状態がしばらく続きその後、大爆発によってセンタービルは崩れ落ちる。この核爆発はもちろん無差別殺人である。映像、情報化時代の、軍産複合体のビジネス推進作戦の一大イベントの映像が世界中を駆け巡った!これで米国民はテロ戦争へと合意させられた。

 

飛躍するが、この映像からすぐ思い出すのは「パールハーバー」だ。1941128日(現地7日)日本軍による真珠湾攻撃、この裏には執拗なまでの当時の米国大統領フランクリン・ルーズベルトによる宣戦布告なき日本攻撃があった。

 

現在ではルーズベルトが「真珠湾攻撃を事前に察知しながら、それをわざと放置し、戦争反対だった米国世論を覆すために自国の軍艦・軍人たちを見殺しにした」というもので、前任大統領フーヴァーやマッカーサー連合国軍最高司令官などが、戦争キチガイとまで言ってルーズベルトを非難している。真珠湾攻撃により米国側、軍人2334人、巻き込まれた民間人68人が犠牲になった。もちろん日本側も戦闘機、兵士など損失を出した。どちらも悲惨だ!911と真珠湾、この二つの大事件の共通項がある。戦争に引きずり込む闇の力だ。

しかしルーズベルトの謀略はソ連のスターリン(19416月独ソ戦開始)の日本軍北上阻止を狙う工作に呼応したものでもあり(当時の米国中枢はソ連スパイに強く支配されていた)日本は、英仏米ソに仕掛けられた包囲網の中で、米国の宣戦布告なき幾つもの攻撃、経済封鎖、ハルノート(日本は中国、満州から全面撤退せよと要求する文書・この原文はソ連のスターリンの作成とされる)などにより、やむなく真珠湾に報復攻撃を行ったといわれている。真珠湾攻撃(日本側:ハワイ海戦)の結果は太平洋戦争の開戦、そして日本の敗戦であり、東京大空襲や日本内地への空襲、広島、長崎への原爆の投下、さらには米軍による占領政策とその後の植民地化だ。日本は今も完全に、米国軍部の植民地である。

 

悪(狂党界)の暗躍:八岐大蛇

私は何が言いたいのか?

戦争は武力による問題解決といえるが、戦争は作られるものだ!ということなのだ。いったい誰が作るのか?霊界物語によれば「悪の巨頭」だ。

 

戦争を惹起さすべく工作するものは、たとえ自国民であろうが軍人、女子どもだろうが、簡単に殺戮する。しかも工作によってだ。「911」しかり、真珠湾しかり。広島、長崎も同じだ。私は教えにより、極悪の行為で戦争をさせるものを極悪の巨頭と断定する。

さて、これも最近知ったことだが、イルミナティといわれる連中は世界の人口の半減を目的の一つにしているという。そんなバカな!という人がいよう。だが、戦争の裏で確実に利益をむさぼるものがいる。それは今に始まったことではなく、極悪の勢力がこの世を支配すべく活動してきた。「911」以来その悪の存在が可視化したのだと思う。

映像化、情報化によって操作する側もツールを持ったが、同時に一般民衆も情報ツールを持った。で、闇に潜んで世界を動かしてきた存在が知られ、暴露されてきている。残念だが、今やマスコミのほとんどが裏から金融マフィアやグローバリストたちに支配され、権力者のプロパガンダに従事する。NHKも例に漏れない。テレビや新聞だけを頼っていたら、我々は洗脳の嵐の中で何の疑問もなく、悪の意のままに操作されていると思ってまちがいないだろう。日本のマスコミはおおかた信頼できない。

 

悪の巨頭は姿を見せない。何故か?一切は秘密のうちになされる。包み隠す、秘密裏の悪業だから! たとえば20021025日、当時、民主党衆議院議員だった石井紘基氏が自宅駐車場に出たところで暗殺される。権力によるものであることは明らかだ。実行犯はいまだに塀の中で事件の核心は不明。石井議員のカバンから重要書類が消えている。

 

人心の悪化、劣化はどうだろう?「人民三分」ではないだろうか?闇から権力を操作し、教育によって民衆を洗脳しロボット化する。三S政策、マスコミ操作等あらゆる手段で人間の劣化と社会の分断をはかる。日本の「イジメ」蔓延は子供たちの悲鳴だ。異常な現実だ。これらは「八俣大蛇が、愛すべき神の人民を()う」という、霊界物語の記述によっても裏付けられる。「霊界物語」中の英雄神、「神素盞嗚大神」と対極の存在である「八岐大蛇」それは極悪の巨頭が荒れまわる社会を表現したものだ。「その腹を見れば、(ことごと)(いつ)(ただ)」云々とあり、下層階級の人は常に血を流す苦しみのもとにおかれているという意味だ。これは霊界物語1511章「大蛇退治の段」に詳述されている。「古事記」は預言書ともいわれるが、王仁三郎の「言霊学」によらねば真実は分からない。と王仁三郎自身が書いている。

 

出口王仁三郎聖師の「霊界物語」を読む

 15巻・如意宝珠 未の巻 第2篇「古事記言霊解」 11章「大蛇退治の段」

….以下引用

    『(かれ)避追(やら)はえて、出雲の国の()河上(かわかみ)なる(とり)(かみ)の地に降りましき』

    (古事記の大蛇退治の段)

    出雲(いずも)(くに)はいずくもの国ということで、地球上一切の国土である。肥の河上は、万世一系の皇統を保ちて、顕幽(けんゆう)一致(いっち)(しん)(とく)無窮(むきゅう)にして(こう)(ちょう)の光り晴れ渡り、弘まり、極まり、気形(きけい)透明(とうめい)にして天体地体(てんたいちたい)を霊的に保有し、支障なく神人充満し、もって協心戮力(きょうしんりくりょく)、完全無欠の神政を樹立する至誠(しせい) ()(げん) ()() ()(せい)の日本国といふことなり。…..中略….. 要するに世界を大改良せむために、素戔嗚(すさのおの)(みこと)はあまねく天下を経歴し、つひに地質学上の中心なる日本国の地の高天原なる至聖地に降臨し玉ひたるなり、明治三十一年の秋八月に、瑞の御魂の神代(かみしろ)として高座(たかくら)山より神追(かむやら)ひに(やら)はれて綾部の聖地に(くだ)りたるは、すなわち素戔嗚尊が、一人の(えら)まれたる神主(かんぬし)帰神(かむがかり)し給ひて、()()開祖()の出現地に(まい)(のぼ)りて神の経綸地(けいりんち)たることを感知されたるも同様の意味なり。古事記の予言は古今一貫、(ごう)(まつ)変異(へんい)なく、かつ(あやま)りなきことを実証し得るなり。

    『此時しも、(はし)()の河より流れ下りき』…..中略…..  暗黒社会をして光明社会に改善せしむる立派な神教も、邪神のために情けなくも流し捨てられ、日に日に神威を降しゆくことの意味なり。これをおおもとの出来事に徴してみるに、去る明治三十一年に瑞の御魂の神代として(とり)(かみ)の聖地に降りたる神柱を、某協会や信者が中を遮り、もって(いづ)御魂(みたま)(みず)の御魂の合致的神業を妨害し、瑞霊の神代を追い返し、彼らの徒党が教祖を看板として()(げん)()(ちょう)なる神教を潜め隠し、某協会を開設したるごとき状態を指して「ハシその河より流れ下りき」といふなり。

    …..中略…..海外より種々雑多の悪思想が渡来する。手を替へ品を替へて、宗教なり、政治なり、教育なりが盛んに各時代を通じて侵入して来たり、敬神尊皇報国の至誠を惟神的に具有する日本魂を混乱し、絶滅しつつある状態を称して「高志の八岐の遠呂智の喫ふなる」といふなり。また外国の天地は、数千年来この悪神の計画にたぶらかされて、上下無限の混乱をきたし、国家を滅ぼし来たりしが、彼 今なほその計画を盛んに続行しつつ、つひに日本神国の土地まで侵入し、天津神の直裔なる日本オトメの身魂まで全部喫ひ殺さむとする、それが最近に迫っている。ただ一つ神国(しんこく)固有(こゆう)日本(やまと)(だましい)なるオトメが後に(のこ)ったばかりである。これを悪神の大邪霊にほろぼされては、せっかく天祖 国祖の開きたまへる大地球を救うことはできない。どうかしてこれを助けたいと思って艱難辛苦を()めてをるのである。実に泣くにも泣かれぬ、天下の状態であると言って、これを根本的に救うことはできない。どうしてよいかと途方にくれ、天地に向かって号泣してをります。との老夫と老女の身魂のお答へなりしなり。…..中略…..悪神の本体は一つであるが、その真意を汲んで世界覆滅(ふくめつ)の陰謀に参加してをるものは、八人の頭株であって、この八つの頭株は、全地球の何処にも大々的に計画を進めてをるのである。政治に、経済に、教育に、宗教に、実業に、思想上に、その他の社会的事業に対して隠密のあひだに、一切の破壊を企ててゐるのである。ついては、尾の位地にある悪神の無数の配下らが、各方面に盲動して知らず識らずに、一人の頭目に、八つの頭の世界的大陰謀に参加し、つひには既往五年にわたった世界の大戦争などを惹起せしめ、清露その他の主権者を亡ぼし、労働者を煽動して、あらゆる世界の各方面に、大惑乱を起こしつつあるのである。赤加賀知とは砲煙(ほうえん)(だん)()(けっ)()屍山(しざん)の惨状や、赤化運動の表現である。実に現代は八岐の大蛇が、いよいよ赤加賀知の大目玉をムキ出したところであり、すでに世界中の七オトメを()ひ殺し、今や最後に肥の河なる、日本までも現界(げんかい)幽界(ゆうかい)一時(いちじ)()はむとしつつあるところである。要するに八つ頭とは、英とか、米とか、露とか、仏とか、独とか、伊とかの強国に潜伏せる、現代的大勢力の有る巨魁の意味であり八つ尾とは、頭に盲従せる数多の部下の意味である。頭も尾も寸断せなくては成らぬ時機となりつつあるなり。以下略.....

大正九年一月十六日 出口王仁三郎 講演筆録 谷村真友  1920.1.16

 

 私は前段で世界と日本の現状を述べたが、以前は「陰謀論」は信じなかった。「まさか?」との思いで打ち消してきた。2000年代になり、平和に逆行し、命を脅かすことが次々と出来し、個人的には「特別種子法の廃案」と「TPP推進」で政府を含むグローバルマフィアの陰謀、世界支配を進める勢力の、長年に亘る陰謀があることを確信するに至った。政府の種子法廃案とTPPのセット政策で、日本の食と安全は既に売り渡された。

 上記の霊界物語には、まさに今の日本や世界が描かれており、切実な予言だ。

事件、紛争、自然災害?も頻発し、大方のものは弱者を直撃している。東日本大震災の復興も政治家の利権あさりで、真の復興行政はなされず、福島原発は爆発後の後始末もできず、小学校の校庭も含め、全国に汚染土をまき散らし、千葉では美しい観光地にまで撒かれていると聞く。汚染水は海洋に垂れ流し、漁業には深刻な打撃だ。日本の農作物も海外では輸入規制の対象になっている。この事態に日本人として何かしないではいられない。

被災地の復興も半ばで、2020年には安倍首相の嘘「原発事故の放射能はアンダーコントロール」で招致した、東京オリンピックが予定されている。オリンピックも土建がついてまわり政治屋の利権アサリの場である。スポーツの祭典はイベントビジネスだ。これらのこと全てが日本政治の間違いではないか。また金融の異次元緩和といいながら、経済は縮小、銀行経営を圧迫、貧富の格差拡大、教育や福祉の切り捨てなど、日本を追い詰めているのが実態。にもかかわらず、安倍政権はウソをつき続け権力を握ったままだ。日本に限らず世界の現今の資本主義、金融システムはもはや機能不全に陥っているとみる専門家が増えている。世界大恐慌が必ず来ると言われている。

 マスコミは大切なこと、必要なことを報道せず、ジャーナリズムとしての使命を放棄し、サラリーマンになった。民衆をメクラ、ツンボにし、意識を眠らせ洗脳する手先だ。悪事を働く権力が、その座に居すわれるように働く、従順なしもべになった。

政治が悪いのは国民の無関心、あるいは見て見ぬふり、そういった無責任が状況を推し進めているともいえる。日本を植民地化し支配するモノにとっては実に好都合。

 

救世の教え

ここに至って、初めて吾々は出口王仁三郎聖師が、物語によって「わかってくれよ」と書き残された予言警告に気づく。古事記を引用し、言霊学を駆使して救世の道筋を書いてくださっていることに気づく。

 先を予見する力は、真剣な「霊界物語拝読」からしか得られない。また社会を知る、現実を知ることが、物語の内容を読み取るカギになることは言うまでもない

過去、現在、未来にわたる三世一貫の神素盞嗚大神の教えに生きること。それが、出口聖師が私たちに望むことであり、私たちが教えを身内に満たして時代の先端を行き、表現しながら世界の平和に向けて活動することを促している。

日本はいつまでも米軍の植民地であってはならない。悪の仕組みに支配されるわけにはいかない。まずは世直しであり、「安保関連法案の見直し廃止」と政権の総改革で新たな日本の再生を目指すべき時がきていると思う。74日に公示された参議院選挙は721日が投票日である。神意に添わせていただける、一票の行使をぜひお願い申し上げます。そして、ミロクの世への、神のご加護を心から祈念したい。

 

モールバンドとエルバンド

霊界物語32巻・海洋万里 未の巻 第1篇 森林の都 1章 万物同言

   …..中略…..目の届かぬばかり川幅広く、うす濁りのした水底の深き大激流、飛沫を飛ばし、何者の制圧をも恐れざる勢ひをもって、自由自在に本流するアマゾン河の河口に、鷹依姫の一行は、帆に風をはらませ、やうやくに安着しぬ。ここには水陸両棲動物のモールバンドという怪獣が、すべての猛獣の王として覇を利かしてゐる。象の体を十四五ばかり集めたような太さの長き図体をなし、爬虫族のやうに四本の足の先に水掻きあり、爪の長さ七八尺にして、剣のごとく光り、かつ尖ってゐる。頭部は鰐のごとく、口は非常に大きく、鹿のような角を生やし、角の尖よりいつも煙のようなものを噴出してゐる。目は常に血走り、(しり)蜥蜴(とかげ)の尾のごとく、必要に応じ四五十間まで伸ばすことができる。さうして尾の先には鋭利な諸刃の剣のごとき凶器を持っている。このモールバンドに対しては、いかなる大蛇も猛獣も恐れおののき、森林深く姿を隠して、モールバンドの害を免れむとしてゐる。 .....中略.....また外にエルバンドといふ。鰐でもなく、大蛇でもなく、鱗は鉄のごとく固く、竜のごとき髭を生じ、四本の足ある動物あり。エルバンドの頭は玉のごとく丸く、その目は比較的小さい。エルバンドはその丸い頭部を必要に応じ、細く長く伸ばし、動物の血を吸ひ生きゐる怪物なり。

モールバンドは猛獣をとり喰らふにも、男性的に敵をグッと睨目付、尻尾を打ち振り、尾端の剣をもって敵を叩きつけ、切り殺し、その後に自分の腹に入れてしまふ。またエルバンドはこれに反し、その働きはきはめて女性的で、動物の寝てゐる隙を考へ、柔らかき蛸のような頭を、どこまでも細く長く延長し、動物の肛門に、舌の先や口の先を当てがひ、生血を搾る恐ろしき動物なり。ただモールバンドにしてもエルバンドにしても、彼の最も恐るる敵は、アマゾン河の畔に棲息してゐる巨大なる鰐の群ばかりなりといふ。.....中略.....

 宇宙の神羅万象は一として、陰陽の水火(いき)によって形成されざる物はない。したがって神人はいふもさらなり禽獣虫魚。山川草木にいたるまで、いづれも言霊(ことたま)水火(いき)を有し、言語を発っせざるものはないのである。中臣(なかとみ)(はらい)にも「草の片葉をも言止めて云々」の文句あり、古の人はすべて禽獣虫魚の言語までもよく諒解したるものなり。.....後略.....

 2章に語られる、兎の長のセリフ

『.....アダム、エバの霊より発生したる八岐の大蛇の一族をはじめ、悪鬼悪狐の子孫ますます跋扈して。つひにはモールバンドやエルバンドのごとき怪獣となり変はり。吾々一同のものを餌食(えじき)といたし、今はほとんど亡ぼされてしまひ、この数百    里の大森林の棲処(すみか)において、実に数千頭の影を(とど)むるのみ。実に吾々は悲惨な生活をつづけ、戦々兢々として、ひと時の間も安楽に生活を送ることができないのでございます。後略.....

 

万物には固有の言霊があり、昔は人間としてそれぞれの言葉を諒解することが出きた。と、実に興味深い内容であり、十分に研鑽の必要がある。王仁三郎の「霊界物語」は神書であり、大方は象徴的表現であったり、すぐにはわからないようにカムフラージュされていたりするが、この怪獣については比較的分かりやすい。

モールバンドは軍隊、軍事力を意味し、エルバンドは経済的な怪獣だ。たとえばグローバリスト、グローバル金融マフィアがそのイメージだ。彼らはロスチャイルド、ロックフェラーなどで、ロンドンのシティやニューヨークのウォール街を拠点にする巨大資本家一族だ。しかし彼らを支配する存在が陰にあるといわれている。それはヨーロッパ貴族なのだとか。ロスチャイルド家はロンドンを拠点に、フランス、イタリア、ドイツなど国境を越えて拠点を持つ。ロックフェラーは米国が本拠。ロスチャイルドは日本に深く食い込み、幕末以来、日清、日露の戦費、武器を調達。横浜に銀行支店をいち早く開設している。遡って長崎の東インド会社のグラバーもフリーメーソンのひとりとして、薩摩、長州と組み、政変に関与したといわれている。

東インド会社は貿易会社であるが、アヘン、紅茶、日本や中国の陶磁器、金、銀、絹製品、スパイスなどの交易で莫大な富を築いた政商でもある。

オランダ人シーボルトは、日本に興味を持ち、1823年、27歳の時に東インド会社の資金を得て長崎にやってきた。長崎を拠点に、東インド会社の指示で日本の物品の調査収集、日本研究をやり、多くの品々を収集し本国で大日本展を開催している。日本地図(高橋(かげ)(やす):幕府天文方の、伊能小図)を国外持ち出しのかど(シーボルト事件)で江戸幕府により、国外追放になっている。シーボルトの収集品、また日本研究はヨーロッパの日本研究のもとになり、日本の存在を大いに知らしめた。

フリーメーソンやイルミナティといえば陰謀論には必ず登場するが、この起源は東ヨーロッパとアジアの境に存在したカザール帝国との説がある。カザール(またはハザール)は北方ヨーロッパからキリスト教勢力が圧迫し、南からイスラムが攻勢をかける危機的な状況にあり、生き残りのためにユダヤ教への改宗を選択し、現在のドイツ東方部に拠点を移したといわれる。そこでユダヤ人(偽ユダヤといわれる)としてドイツ貴族の執事を願い出て忠誠を誓い、金庫番をしながら王族の信用を背景に財を蓄えたのが始まりだという。教科書では教えない隠れた世界史だ。

日本の幕末における孝明天皇の暗殺、睦人親王の入れ替え説は、いまやネット上ではほぼ定説となっている。明治天皇の実物写真も見ることができる。昭和230年代まで、ご真影としての写真はまだ一般家庭で見ることができたが、その明治天皇ご真影と実物写真はあまりにも落差があり、偽物説を加速させている感がある。

日本の現状を知れば知るほど、出口王仁三郎の「霊界物語」が大きな存在になってくる。

 

日本の再生はできる

植えつけられた間違いの見直しは重要だ。リーマンショックのカラクリ、日本人一人当たりの借金の莫大な金額(実は嘘)についてなど。政府は借金しまくっているけれども、国民は借金などしていない。日本政府が米国の要求のままに金融市場の開放をした結果、日本の大企業の株主は外国人が多くなっている。だから、汗水たらして日本人が働き積み上げた利益は、外国人株主の懐へ吸い込まれ、日本は収奪されるばかりの状態だ。

竹中平蔵と小泉純一郎はCIA(米国ディープステート:米国を裏で支配するユダヤロビーの実働部隊)コンビで郵政民営化に奔走し、この時100兆円の郵貯貯金をアメリカ国債の購入にあて、日本人の預貯金100兆円はほぼ、ただの紙切れとなったことは既に述べた通り。娘がフランスのロスチャイルド家に嫁いだ麻生太郎はG7の会議に出かけ、日本の水道民営化を約束し、娘婿の会社、フランスのヴェオリア・ジェネッツに日本の水道事業を売り渡す工作をし、すでにいくつかの自治体では契約を結んでしまっている。この決定は全く国会の外で行われていることに政治の私物化が証明されている。ちなみにヴェオリア社は世界各地で同じように水道事業を請け負い、利益最優先のため、各地で裁判や暴動まで引き起こしているグローバル企業でトラブルメーカーなのだ。

もし、ネット検索される方があれば、PPP とPFIと入力してみてください。政府のホームページ上で、内容を見ることができる。内閣があえてアルファベットを使うことで、一般国民に分かりづらくしたものと思われるが、政府主導で日本の大切な資産をグローバル企業に売り払うための標語、イメージ作りだ。すでに関西国際空港の経営権はグローバル企業に売却されてしまっている。竹中平蔵が役員を務めるオリックスが関与し、経営陣に入っており、オリックスの株主リストには外国籍の人が並んでいる。日本の税金を投入して作った国際空港の経営権を知らぬ間に外国に売り渡す!これでは国民は詐欺にあったも同じだ。安倍政権はどんどんこのような売国を秘密裏に画策。陰でCIAエージェント竹中平蔵が暗躍する。

日銀は日本の国有銀行ではない。現在、紙幣の印刷権はロスチャイルドが握っている。日本55パーセント、ロスチャイルド45パーセントの株式配分の私的銀行である。個人銀行が日本の金融を支配している。米国の中央銀行はじめ各国の中央銀行は同様に個人銀行だ。それが世界の金融を支配しているのが実態である。

事実を調べ、洗いなおす。立て替え、立て直す。これが改革だ。ミロクの神業だ。

 

霊界物語の分からなかった箇所が見えてくる

『エルバンドが動物の寝ている隙を考えて、舌や口を肛門にあてがって生き血を吸う』

 ここが実に不可解で、怪物と表現されていても今ひとつ謎だった記述。

フト気づきました。肛門は決して自身の目で見れないよう、人体は作られている。 ということに。密かに知られないように悪事をする。絶対に人の見えないところで生き血を吸う仕組みになっている!!ということだ。秘密は暴露されるのが道だ。

物語の教えは必要な時になったらわかるように、気づくように書かれている。しかも人々の意識が眠っていれば悪人は、悪さし放題! 物語の字間から「早く目を覚ませ」という声が聞こえてくるようだ。見えないところで秘密裏に悪事をするのは「それが悪事」と知っているから。大蛇の頭がアダムとイヴの末裔だとしても、もとは神の子、悪事をする心は地獄に在る。悪事をやめたら良いのです。でなければ戒めを受けます。

実は、なぜエルバンドが動物の寝ているときに、肛門なのか?理解できず、気になって2018年は32巻を2度研修。いろいろと情報に接するうちに、これがグローバリストの存在と遣り口を教えていることに気づかされた!動物(人)の生き血を不法に吸って生きる存在!経済的怪獣エルバンドの実態です。

物語では二つの怪獣は目的を遂げることができません。

32巻に登場するアマゾンの兎は「月神をまつる人種」とあり、鰐は「武人」のことと註がついています。

次回は、なぜ、駐日米軍幹部は日本を植民地にしてきたのか?どのような手口で?日本に国境はない。というのは何故か?外務省機密文書から書かれた本などから、日米の闇に迫ってみたい。64巻上下も参考です。                            目崎真弓